怒りっぽい人、あなたの周りに多くいませんか?
穏やかな人より怒りっぽい人の方が世の中多いのではないでしょうか。
そういう私やあなたも、周りから「怒りっぽい人」と思われているかもしれません。
では私やあなたも含めた怒りっぽい人との付き合い方はどうすれば良いのでしょうか。
今日はこれをテーマとして考えてみたいと思います。
私も周りから怒りっぽい人と思われているはずです。
この「怒り」を何とかしたいと思い、マインドフルネス瞑想を
始めました。アンガーマネージメントを瞑想を通じてできないかと
考えたのです!
人が怒る理由
どんな時に人は怒るのでしょうか。
ほとんどの人は相手に対して期待した気持ちと現実が違っていた時に怒りを感じるのでは
ないでしょうか。
相手にこうなってほしい、相手はこうしてくれるはず・・・など。
怒りの矛先はその相手や怒っている現象ですが、実は怒りの源泉となっているのは、
怒っている人の「信念」である、と理解することが怒りと向き合う第一歩です。
怒っている人の信念とは、「こうすべき」や「こうあるべき」という考え方です。
自分自身が怒っているのならば、自分自身の信念ということになります。
例えば、会社で上司が部下に対し、「前にも言ったのになんで出来ないの😡」と
怒っている場面。
これは上司の部下に対してのこうあるべき、という信念が怒りをもたらしています。
一方部下の方は「一回聞いただけじゃできないよ😠出来ると思わないで」というの
が部下の上司に対する信念ということになります。
それぞれの立場によって信念が違います。だから双方がぶつかり合ってしまうのです。
人は相手や事実に対し「こうあるべき」という信念と現実が違う時に、自分の身を守る
ために怒るのです。
アドラー心理学では、自分の立場を守ったり、正しいと主張したい時に、その目的を
果たすために怒るとされています。
怒りの奥にある本当の感情とは
怒りという感情は一次感情と二次感情に分けて考えなければなりません。
あくまでもこの「怒り」というのは二次感情です。
その二次感情の裏には一次感情(本物の感情)が隠れています。
怒りは反射的な感情のように思いますが、実は二次感情で、この二次感情の裏には
一次感情(本物の感情)が隠されているのです。
この一時感情(本物の感情)というのは例えば、「悲しい」「苦しい」「虚しい」
「寂しい」「不安」「悔しい」「怖い」などです。
このような感情が源泉となり、二次感情としての「怒り」が生まれるのです。
だから本当に見るべき感情は一次感情(本物の感情)なのです。
その人の本質は怒る理由を知ればわかる
先程の例で言うと上司の一次感情は「一度言った事が出来ないのは自分の指導が届いて
いなくて虚しい」や「部下の理解度が低くてヤバい、この先どうするか焦る!」などです。
一方、部下の一次感情は「わかってくれなくて悔しい、つらい」などが隠れているのです。
アンガーマネージメントとは怒りをコントロールしようとするのではなく、怒りの原因と
なった本物の感情と向き合うことなんです。
逃げずに向き合うこと・・・
怒りっぽい人との付き合い方というのは、その人を本当に理解すること。
本当に理解するというのは、その怒りだけを見るのではなく、その奥にある本当の感情を
見るべきなんです。
なぜ怒っているのか、その裏にどんな感情があるのか…・不安や焦り、恐怖など。
まとめ
私たちは「怒り」(二次感情)だけに目を向けがちです。
本当の感情である一次感情に目を向けられていません。
怒りっぽい人は周りから敬遠されがちですが、
この一次感情に目を向けられたら、その人との仲が深まるかも
しれません。
自分自身が怒っている場合は、怒りの奥にある一次感情を自分自身が
理解するよう努めなければなりません。
その一次感情を理解し、その事を相手に伝えることで、怒りの場面も
減るかもしれませんね。
この一次感情(本物の感情)を理解することが怒りをコントロールする
本当の意味でのアンガーマネジメントではないかと思います!!
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