私は過去に約5年間、投資信託を積立購入し、約100万円の利益を得ることが出来ました。
年間20万円の利益を得たことになります。
これってすごいと思いませんか?
毎月自動的に購入するだけであとはほったらかし。
この5年間、ほとんど何もせず100万の利益を得た事になります。
でも投資をしたことがない人にとっては、この金額も嘘くさく感じるかも
しれません。
わかります!!
だって私もこれだけの利益が出るとは思っていなかったからです。
もちろん投資の手法や積み立てる金額、期間によってはもっと利益を得ることが
出来たでしょうし、上には上がいることは承知しています。
私のような投資をしたことが無く、初めて投資をした人間にとって、この額はとにかく
大きく感じたのです!!!
5年間ほったらかしで利益を得るには、最初にどの投資信託を選ぶかが、とても重要に
なります。ここを間違えると利益を得るどころか逆にマイナスになりえるからです。
この記事では投資をしたことがない初心者さんのために、
私がやった投資信託の選び方とリスク回避方法を書いて
いきます!!
❶投資信託を選ぶために必要な指標と分散投資について
投資信託には大きく分けて「国内株式」「海外株式」「国内債券」「海外債券」4つが
あります。
株式は一般的にハイリスクですが、債券はローリスクと言われており、投資先を株式だけ
にするとリスクも高くなるので、株式と債券を組み合わせた分散投資をすることにしました!!
しかも株式と債券も「国内株式」「海外株式」「国内債券」「海外債券」4つに分けて投信を
選ぶことにしました!!
あくまでもリスクを分散するためにこのような選び方にしたのです。
投資信託を選ぶ際に必要な指標について
投資信託を選ぶ指標は以下の6点になります。
・純資産
・トータルリターン
・標準偏差
・シャープレシオ
・信託報酬
・販売手数料
それではこの6点の説明しながらモーニングスターという投資信託(ファンド)の
評価機関のサイトを使い、具体的に投資信託を1本選んでいきます!!
モーニングスターのサイトを開き一緒にやってみてください。
ここでは「日本株式」を例に進めていきます。
検索窓に「モーニングスター」と入力し検索すればサイトが見つかります。
モーニングスターのTOPページから「投資信託」を選び、次の画面で以下のように
「国内株式型」を選びます。
・純資産
純資産とはファンドの規模を表すもので、ファンドに組み入れられている株式や債券など
資産の時価総額のことです。この規模が大きいほど人気のあるファンドと言う事ができます。
また途中打ち切りなどのリスクが低く、余裕のある柔軟な運用ができるのもメリット。
中長期的に見るとこの純資産の目安は一般的に100億円と言われています。
下の画面のように先程と同じ条件検索画面に「純資産総額」という項目があり、ここを
100億円にします。
・トータルリターン
トータルリターンは一定の期間内の総合的な損益のことです。
評価金額+受取分配金額-買い付け金額=トータルリターンとなります。
この損益が良いファンドを選ばなければなりません。
下の画面のように「トータルリターン」が「3年」⇒「分類平均より高い」を選択します。
・標準偏差
リターンとのブレを示すのが標準偏差で、その数値が大きいほどリスクが大きく、小さければ
リスクも小さいことになります。
下の画面のように「標準偏差」が「3年」⇒「分類平均より小さい」を選択します。
・シャープレシオ
リスクに見合ったリターンを得ているかを表す指標です。
シャープレシオの数値が大きいほど、「リスクの割にリターンが大きい」ということなので、効率よくリターンを上げている (=運用成績が優れている) といえます。
下の画面のように「シャープレシオ」が「3年」⇒「分類平均より高い」を選択します。
・信託報酬
投資信託を管理・運用してもらうための経費でインデックスファンドのほうが、アクティブファンドより信託報酬が低い傾向があります。
下の画面のように「信託報酬」⇒「分類平均より小さい」を選択します。
以上の5つの条件を指定して検索してみましょう。
すると下の画面のように10本のファンドが見つかりました!!
・販売手数料
この10件の中から、「販売手数料」がない投信を選んでいきましょう。
それぞれのファンド名をクリックすると「販売手数料」を確認することができます。
例えば一番上の「大和住銀 DC国内株式ファンド」をクリックします。
上の画面のように販売手数料は0円となっています。
同様に残り9本の販売手数料を見ていくと、0円なのは先程の
「大和住銀 DC国内株式ファンド」
「キャピタル 日本株式ファンドF」
2本だけとなります。
ではこの2本の指標を比較していきましょう。
ファンド名 | 純資産 | トータルリターン | 標準偏差 | シャープレシオ | 信託報酬 |
大和住銀 DC国内株式ファンド | 26,846 | 13.00% | 14.73 | 0.88 | 1.05% |
キャピタル 日本株式ファンドF | 38,586 | 11.15% | 17.12 | 0.65 | 0.69% |
※シャープレシオはファンド名をクリックすると見れます。
※数値の良い方をピンクマーカーにしています。
上の2本の投資信託を比較すると、「大和住銀 DC国内株式ファンド」
は「純資産」こそ「キャピタル 日本株式ファンドF」より少ない
ものの、「トータルリターン」で上回り、ブレが少なく、効率的に
リターンを上げているのが分かります。
「信託報酬」が若干高めで、この場合だとすごく悩みますが、
私は「大和住銀 DC国内株式ファンド」を選ぶと思います。
今回は「国内株式」を例に私が勉強して実践した投資信託の
選び方を解説しましたが、基本的に「海外株式」「国内債券」
「海外債券」についても同じように各指標を見ながら選んで
いきました。
ただし、債券に関しては、5つの指標+販売手数料に加えて
「デュレーション」という指標も考慮した方が良いと思います。
今回説明した投資信託の選び方ですが、私が本や講演で勉強して
実践したやり方で、実際に冒頭に述べたような利益を生み出して
くれました。
投資手法はいろいろあると思いますので、この記事を参考にして
もらえれば嬉しいですが、あくまでも購入は自己責任でお願いします。
さて別記事で❷~❹の実際に購入した投資信託4本と積立金額と
その期間、売却時の利益について解説していきましょう。
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