毎日仕事などで忙しく、あっという間に1日が終わっていた・・・
そんな日々が何日も何週間も何か月も続き、ふと我に返ると心も生活もそして人生にも
充実感があまりない、何か虚しさや苛立ちだけを抱えて過ごしている人も多いのでは
ないでしょうか。
仕事や家事などに満足感を感じられないまま忙しいだけの日々を、テンション低く過ごし
続けると、メンタルも壊れやすくなります。
私は29歳の時にこんな生活が続き「不安神経症」を患い、その後数年間は人生を棒に
振ることになりました。
こんな生活や自分自身を何とかしたいと思い、メンタルトレーニングなどを取り入れた
時期がありましたが、全く効果がありませんでした。
このような状況から抜け出すためにどうすれば良いかを考えていたところ、最適な一冊が
あったのでご紹介します。
タイトル:「書く瞑想―1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される」
今の自分や生活を変える方法
この本で述べているように今の生活や自分自身を変えていける方法があります。
それは「書く」ということです。
書くだけというと簡単に思われるかもしれませんが、この書くということには学術的な
研究から様々な効果があることがわかっています。
この「書く」という作業を通じて、心のすべてに存在する「感情」を理解していくのです。
この「感情」の理解は書き続けることでだんだんと見えてきます。
感情ジャーナルとは
感情ジャーナルとは・・・
感情にフォーカスして自分が感じたままにその日に起こったことや感じたことを瞑想的に
書き出していくこと。
会社員Aさんの場合
この書き続ける作業をした会社員のAさんは、普段、仕事の激務と
人間関係で大きなストレスを感じていました。
それが元で体調を崩す日も多くなっていました。
また人生に空虚感や閉塞感も感じていました。
そんなAさんは感情にフォーカスして起こったことや感じたことを
書き続けた結果、「新しいミッション」を持ち、「本当の自分が望んで
いること」を発見し、それに向かって充実した豊かな日々を
過ごすことが出来るようになっていったのです。
書くことで得られる効果について
それでは改めて書くことでどんな効果を得られるのか見ていきましょう。
①心が整う・・・マイナス感情が浄化されて減り、ささいなことへの感謝、思いやり、繋がり、
達成感、気づき、学び、成長といったプラス感情を味わうことが出来、心の充足度が高まって
いきます。
②生活が整う・・・忙しすぎて自分の自由時間が取れなかったり、精神的な余裕が無くなったり
すると自己嫌悪に陥ったり、達成感のなさを感じ、心が乱れ充足感を失ったりしてしまいます。
書くことで大切なこと、不要なことを軸にあなたの生活が修正され整っていきます。
③人生が整う・・・生活を整理してシンプルにすることが出来ても「内側の心」と
「外側の現実」にギャップがあると、人生の充実感に繋がらない場合があります。
その場合、本当の自分の人生の目標は何か、本当の自分は何を求めているのかを
知る必要があります。
書くことで自己対話していけばそれらを自然と見つける事ができます。
感情ジャーナルの進め方
①書く瞑想
1日15分毎日書く瞑想の時間を確保しましょう。
➡今感じているマイナス・プラスの感情にフォーカスして感じるままに書いていきます。
➡自分の心のクセを知ることが出来ます。
②書く片付け
月1回書き出した心の記録を客観的に見て整理する時間をとりましょう。
➡そこで見えるパターンは何か?、深層にある価値観か?など深い気づきを複数得ることが
出来ます。
③書く習慣化
更なる豊かさを増幅させる為に、このような自己対話と行動を継続していく、習慣化していく
必要があります。
感情ジャーナルの具体的な取り組み方
心を整理して1日をスタートさせる為に、朝行うのがおすすめです。
ただし、絶対ということではなく、それぞれの生活リズムがあると思うので違う時間帯でも
OKです。
①1日で自分の心のエネルギーを下げた出来事(放電ログ)
②セルフトーク
③1日で自分のエネルギーを上げた出来事(充電ログ)
④セルフトーク
①放電ログは下の図のように1日の中で自分の心のエネルギーを下げた出来事を
書いていきましょう。
②放電セルフトークは今一番嫌なこと、辛いことは何かを問いかけ書きだしていきます。
頭で考えず、思いついたことをひたすら文字にしていきましょう。
③充電ログは下の図のように1日の中で自分の心のエネルギーを上げた出来事を
書いていきましょう。
④充電セルフトークは今一番良いと感じていることは何かを問いかけ書き出していきます。
プラス感情で満たされながら書いていくことで、よい気持ちで締めくくることが出来ます。
「書く瞑想」の手順について
「書く片付け」について
「書く片付け」の手順について
まとめ
今の生活や自分自身を変えていける方法の一つは・・・
「書く」ということです。
書くことで、心の中に存在する「感情」を理解するできるようになる。
書くことは「本当の自分を引き出す力」「人生を変える力」がある。
書く手法として「感情ジャーナル」という瞑想的に書き出していく方法がある。
この感情ジャーナルの手法を使うと・・・
・心が整う
・生活が整う
・人生が整う
感情ジャーナルの進め方は・・・
①書く瞑想
②書く片付け
③書く習慣化
の順で進めていく。
書く瞑想は・・・
「放電ログ」、「放電セルフトーク」、「充電ログ」、「充電セルフトーク」を書き出します。
放電ログとは(書くこと)・・・
仕事、家庭、日常生活に目を向けてマイナス感情になる要因を5つぐらい書き出します。
放電セルフトークとは(書くこと)・・・
今一番何が嫌なのか、辛いのかを書き出します。
充電ログとは(書くこと)・・・
仕事、家庭、日常生活に目を向けて少しでもプラス感情になる要因を5つぐらい書き出します。
充電セルフトークとは(書くこと)・・・
今一番良いと感じていることは何かを書き出します。
書く片付けとは・・・
毎日書き出したものを月1回、その内容を俯瞰して整理します。
感情基準で必要なもの、不要なものは何かを考え整理していきます。
このように取捨選択することで、自分にとって人生で大切なことや
大切なものがわかるようになります。
書く習慣化とは・・・
上記のように全部「出す」、出したものを必要、不要で「分ける」、
分けたものの中で必要なものは「増やす」、不要なものは
「減らす」ようにする。
この過程を継続することで「生活」「時間」「人生」「心」を
より良きものに変えていけるようになります。
この過程で重要なことは・・・
心を整えるには自分にとって大切なもの、不要なものを明確にする
必要があるということです。
この「書く瞑想」で・・・
・自分の中にある「幸せ」の基準とは
・自分を満足させる生活や人間関係とは
・人生の方向性とは
を導き、充実した生活、充実した人生、そして満足のいく自分自身に
変えていきましょう。
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