充実した人生とはどんな人生でしょうか。
人は皆、充実した人生を送りたいと思っています。
しかし残念ながら、その思いとは裏腹に充実感を味わうどころか、5つの後悔を持って
死んでいく人が多いのです。
逆に言うと人が死ぬ時に後悔する5つのことを理解し見つめ直すことで、これから充実した
人生を送ることができるといえるのかもしれません。
では人は「死」を目前にしてどのような後悔の念を抱くのでしょうか。
この記事では、介護人のブロニー ウェアさんの著書「死ぬ瞬間の5つの後悔」を参考に
5つのことを見つめ直していきたいと思います。
この本の特徴は本当に死ぬ瞬間の患者さんからアンケートを取っている点です。
自分に正直な人生を生きればよかった
今、あなたは
・自分に正直に生きているでしょうか。
・自分のやりたいことをやっているでしょうか。
・社会のルールに従っているだけで思考停止していないでしょうか。
いわゆる成功の既定路線というものがあります。
このような人生に満足している人はいいですが、問題なのはこのような人生に
違和感を感じながら感じないフリをして生きている人達です。
でも人間はいつ死ぬかわからない、死について定期的に考えることは今の生を
充実させてくれます。
人は環境に流されてしまいやすいので、流された結果、自分の大事なものを見失って
しまいがちです。
そして死ぬ瞬間に後悔することになるのです。
本書でも一人の女性の例が載っていますが、やりたかったことを置かれている環境の為に
できず、その環境が変わりやっと好きな事ができるようになった時には、自分が不治の病に
冒されていた、というストーリーです。
その時彼女は、やりたい事をやる強さを持てなかった自分に腹を立てます。
そして筆者にこう言います。
このエピソードで感じる事は「やりたいことは今すぐやらなくっちゃいけない」
ということです。
他人の目など死んでしまったら無に帰すのですから・・・
絶対に譲れないものがあるのなら、譲るなということです。
先延ばしにしてきたやりたいことを今すぐやる。
これが充実した人生を送る為のポイントなのかもしれません。
いつかいつか、で人生が終わってしまうかもしれません。
一旦立ち止まり本当にやりたいことは何なのかを考えてみるといいと
思います。
私も学生時代にやっていた趣味がかけがえのないものと知り、
この歳になって再び始めることにしました!
働きすぎなければよかった
ここでは一組の夫婦が登場します。
妻は夫と出かけたり愛し合う時間が欲しいと願っていましたが、夫は仕事へと
向かう日々が続いていました。
二人とも年を取った頃、夫は妻の寂しさを理解し、1年後に引退することを告げます。
妻は涙を流して喜んだのですが、妻は夫を引退する3か月前に息を引き取ったのです。
夫は高い地位と収入を手に入れたのですが、本当に大切なものを人生で失ったのです。
それは大切な人と過ごす時間です。
私たちは仕事に一生懸命邁進し、家族を支えなければ幸せになれないと思い込んで
いますが、本当にそうでしょうか。
家族はそれを望んでいるのでしょうか。
少しでも家族との時間を大切にする。大切な人はそんなことを望んでいるのかも
しれません。
働き方を見つめ直すことで働く時間をセーブし、本当にやりたい事をする。
また大切な人と過ごす時間を確保する。
仕事ばかりの人生とは違った充実感を味わえるかもしれませんね。
私もこの歳になって仕事時間を減らし、趣味やブログや家族と過ごす時間を
多くするようにしました。
思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
あなたは日常生活の中で自分の気持ちをしっかりと伝えていますか?
やりたいことをやりたいと言っていますか?
好きな人に好きと伝えていますか?
人間はやった後悔よりやらなかった後悔の方が大きいということがわかっています。
照れずに自分の気持ちをしっかりと伝えることが大切だと思います。
なかなか言えない言葉の代表が「ありがとう」などの感謝の言葉や
「好き」という言葉です。
心の中で思っていても面と向かってこれらの言葉を口にするのは結構
勇気のいることです。
ですがこれらの言葉も口にしなければ相手に伝わりません。
相手に伝えることで、今より関係が良好となり、充実した人間関係を
築けることになり、そのことが充実した人生に繋がります。
何といっても人生の大部分が人間関係で成り立っているのですから!
死ぬ間際に感謝の気持ちを伝えておけばよかったと思っても遅い
かもしれません。
友人と連絡を取り続ければよかった
人に幸せを持たらすのは人間関係である、という事が研究でわかっています。
いくらお金や名声があっても友達がいなければ寂しいと感じるかもしれません。
喜びや楽しみを分かち合う、成功を分かち合う友達がいるからこそ成功は成功に
なるのです。
友情は儚いもの。連絡が途絶えると徐々に色褪せてしまいます。
どんなに忙しくても友達との連絡を取り続けて関係を繋げていくことが、
豊かな人生を歩む一つなのかもしれません。
学生時代にたくさんいた友達も年々減っていき、今では気軽に
話のできる友達はほとんどいません。
歳を重ねる毎にますます減っていくことでしょう。
今の時代、過去の友人を探す事もそんなに難しいことではありません。
またこれからでも友達を増やすことも可能です。
私ももう少し心許せる友達がいればどんなにか楽しいだろうと考えます。
心許せる知り合いや友人がいれば人生充実したものになるのかもしれません。
もっと幸せを求めればよかった
人生は我慢だ、我慢の連続だ、人生は理不尽だ、と言う人がいますが、そんなことは
気にする必要はありません。
私たちはもっと素直に幸せを求めてもよい、幸せになってもよいのです。
もっと幸せを求めましょう。死ぬ瞬間に後悔しない為に・・・
まとめ
あなたは明日死ぬとしても後悔しない、と言い切れるほど人生充実していますか?
「人生充実してる~」と言える人はそんなにいないのではないでしょうか。
何かしら物足りなさを感じたり、つまらないと感じたり、不安な気持ちに襲われたり・・・
先人たちの「後悔」を知り、これらの後悔を今から少しでも減らす努力をすることで、
新しい景色が見えてくるのかもしれません。
幸せになるためにもっと貪欲になる。遠慮せず、誰の目も気にせず残された人生を
思いっきり楽しむその気持ちが今必要なのではないかと思います。
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